「帰り道」 


君がつい口にした
言葉を今思い出す
ため息交じりで
どうせならこのまま
離れて暮らそうなんて
言えないの知っているくせに
おかしくなって僕がにやけていたら
君は気になって一人うつむいてた
いつもの帰り道二人足並み揃えて
歩道橋の上で見下ろした君の愛おしさを

初めて君と交わした
くちづけを今思い出す
甘い香りで
嬉しくなって君がにやけていたら
僕も一緒に何かを感じてた
いつもの帰り道二人足並み揃えて
街の人たちもそれを見て微笑んでくれた

歩く喜び、泣ける悲しみを
君とならうまくできる

いつもの帰り道二人足並み揃えて
歩道橋の上で見上げた星のきらめきを
隣の夫婦もそれを見て懐かしさに身を染めて
人前だけれどそっとほほにキスをしていた
いつもの帰り道二人足並み揃えて
歩道橋の上で見下ろした君の愛おしさを 


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